幸福になるために、加熱する不倫報道について考えてみた。
ベッキーのゲス不倫から始まり、加熱する不倫報道。
荒れるネット、怒り狂う架空の主婦たち…
この辺りはもう色んなところで色んな人が苦言を呈してきているのでもういいとして。
小室哲哉さんの不倫引退報道の辺りから風向きがおかしくなってきている気がする。
いや、少しずつ変わり始めていた風向きが、ここにきてしっかりと変わったような、そんな印象だ。
多分、最初のきっかけを作ったのは円楽師匠。
不倫会見を謎かけで落とし、妻からエールを貰いましたと発言した彼は「芸人の鏡」、またその妻は「芸人の妻の鏡」だと、まさかの不倫で好感度を爆上げしたのだ。
そこから少しずつ、「不倫に対して寛容な女こそ良い女」「世間が不倫に対してバッシングする中、その逆を言う奴はかっこいい」みたいな論調が出てくるようになった。
そしてその波は徐々に、でも確実に広がっていき、今回の小室哲哉さん引退報道で確実なものとなった。
不倫を過剰に報じる週刊文春が叩かれ始め、芸能人の不倫報道に一々反応する人たちに対しても批判の声が浴びせかけられる。
まぁそれは確かに。
私も最近のこのバカみたいに不倫してる人を見つけ出して火あぶりにして消すお祭りみたいなの気持ち悪いなと思っていた1人なので、ここでこの一連の不倫火あぶり祭りが収束するならありがたいなとは思う。
けど…
なんか、めちゃくちゃ綺麗なシナリオすぎないか?
なんかすごく気持ち悪い。
ゲス不倫からのこの華麗な手のひら返し、まるで誰かが筋書きしたように思う。
人は、罪人を叩き、叩いて叩いて叩きのめしてボロボロになった姿を見て罪悪感にかられ、別の者を悪者に仕立て上げてまた叩く…という性質を持っているのだと思う。
ここで私の推理はこうだ。
不倫をしていた犯人Aは、ベッキーのゲス不倫炎上騒動を目の当たりにし、このまま世の中の流れが不倫あぶり出し火あぶり祭りに行き着くと予測した。
このままでは自分の身が危ない、と感じたAは、人間の性質を利用しようと考えた。
つまり、このまま不倫報道を加熱させ、世の中が「不倫もう別に良いじゃん」ムードを作ろうと考えたのだ。
そして案の定、小室哲哉さん引退報道を受け、世間が完全に不倫報道否定派となった。
それまで身を潜めていたAは、そのタイミングで自白し、事無きを得た…
完璧な筋書き、そして見事にこの脚本を再現してみせた。
つまり犯人はこの状況で不倫を告白した、小泉今日子さん!あなただ!!
…なんて、あったらおもしろいなーと思ったのでした。
でもあながちないこともないんじゃないかとも思うんだよね。
報道っていうのは、それくらい誰かによって上手にコントロールされているのだと思います。
とりあえず幸福になるために、私は不倫だけには手を出さないで生きていこうと思う。
例えどれだけ寂しかろうとも…